「わかやま自然学校」 6月活動報告
2022年6月「わかやま自然学校」活動報告!
みなさん、こんにちは。
わかやま自然学校で講師を務めさせていただいております平井です。
今日は6月26日に実施した、干潟の生き物観察会の様子を報告したいと思います。
場所は、和歌山市和歌の浦干潟というところで、実は近畿最大級の干潟と言われ、日本遺産にも選ばれている絶景の宝庫です。
まずは干潟を横目に見ながらアイスブレイクとして「じゃんけんゲーム」をしました。
みんなの元気でジメジメした湿気をふき飛ばします!
次はお待ちかねの干潟での生き物観察です。
網を持って水際の生き物をねらう子、スコップを持って砂の中の生き物を探す子、泥んこになりながら生き物とふれあう子、
みんな思い思いに干潟の生き物と向き合います。
生き物探しをはじめて数分で続々と「生き物ゲットー!!」の報告が。
カニなのに前に歩く「マメコブシガニ」や岩やカキにくっついた「タテジマイソギンチャク」など、本当にたくさんの生き物をみんな見つけてくれました。
生き物さがしの後は、みんなで見つけた生き物の解説です。
この日は「ガザミ(ワタリガニ)」の甲羅が見つかり、見つけたお友達が生き物博士だったので「ワタリガニ」について解説してもらいました。
一方的な知識の伝達ではなく、こういう学び合いを大切にしたいですね。
さぁ、お待たせしました、お昼ごはんです。
今回は干潟のまわりで火が使えなかったので、保護者の皆様にはお手数をおかけしましたがお弁当を持参してもらいました。
保護者の皆様、朝早くありがとうございました。
お昼ごはんのあとは自由時間です。
ボランティアスタッフに花で作った髪飾りをプレゼントしたり、生き物観察の延長戦をしたり、みんなその場にあるものを自由に使って、楽しい時間を過ごします。
干潟を出発しますが、その前に片方のハサミだけ白くて大きい「ハクセンシオマネキ」のウェービングと呼ばれる求愛行為を観察しました。
「うわぁ、みんなめちゃくちゃプロポーズしてる!」
「メスはプロポーズしないの?」
など、大きなハサミを一生懸命に振っているハクセンシオマネキの様子にみんな興味津々でした。
どうしても生き物を対象に活動をする時は「つかまえる」ことがメインになってしまいますが「ゆっくり観察」することも生き物と向き合う上でとても大切なことなので少し時間をとって観察しました。
干潟から歩いて片男波海水浴場へ移動。
こちらでも砂浜を走り回ったり、貝殻を探したり、各班協力しながら、砂浜での遊びを満喫しました!
暑い一日ででしたが、熱中症になるお子さんもなく、干潟と砂浜で様々な活動をすることができました。
和歌山市周辺にお住まいの方には当たり前かもしれませんが、例えばお隣の大阪では絶対にできない活動内容です。
今後も干潟や砂浜をはじめ、いろんな海の表情を子供たちと見ていきたいと思います!
次回のわかやま自然学校はコチラ↓↓
『わかやま自然学校8月~夏だ!海だ!海の中のいきものさがしだー!!~』
●日程:2022年8月7日(日)
※〆切 7月24日(日) 18:00まで
●時間:9:20 ~15:15
●場所:和歌山市加太深山海岸周辺、加太オートキャンプ場
●対象:小学1年生~6年生
※今までわかやま自然学校に参加経験のある中学生は参加可能です
●定員:30名
※先着順。最少催行人数10名に満たない場合は中止
●料金:6,600円(税込)
※事前振り込み制
●詳細&お申し込みはコチラから↓↓
https://shizentairiku-camp.com/program/wakayama/20220807.html